Port Charlotte SC: 01 2012

Bruichladdich

香りからはバランスの良さや落ち着いた印象を受け、ヨード系のピート香やレザーの香り、ほんのりとタバコ、シロップ、オレンジやライム、パイナップル奥からはカカオなどが感じられる。

味わいはシロップの甘みが強く、奥行きもあり、ゆっくりとピートの香りが広がってゆく。スポンジケーキのような洋菓子の甘み、キャラメル、ライムの酸味やグレープフルーツのわたのような苦みなども感じられる。

フィニッシュは長くはないが、落ち着いたピートと甘み心地よい。

毎年発売されるポートシャーロットの限定版。今年のSCは3つのグループに分けられた、それぞれ複数の異なる樽で熟成されたポートシャーロットがブレンドされたボトルとのこと。MRCやOLCはシェリーの要素が強かったが、今回のSCはバーボンの要素が強く出ているもののバランスの良さを感じる。パンチも強くなく落ち着いている。去年の少し期待値程ではなかったが、SCはこれまでとはまた違ったポートシャーロットの引き出しを楽しめた。

タイトルとURLをコピーしました